技術系新卒ENTRY
トップが答える、あなたの気になるコト

新領域開拓部長に聞く

新領域開拓部長のトップ画像
「知行合一」の実践により
未知の領域を開拓する
新しい事業の創出に向けて
共に挑戦を楽しみたい

新領域開拓部長

大橋 賢

新領域開拓部長の画像1

Question_01

新領域開拓部のミッションと
職務の魅力について教えてください。

味の素ファインテクノは、味の素グループが掲げる4つの成長領域の一つであるICT (Information & Communication Technology, 情報通信技術)の事業領域を担っています。その中で当社の成長に資する技術開発と新規事業の創出が新領域開拓部のミッションです。研究開発部が既存のお取引先からのご相談やリクエストに応じて改良品や開発品を提案していくのに対し、新領域開拓部は新たな技術要素を導入しながら周辺領域での開発を推し進める点が異なります。また当社主力製品の次世代・次々世代を見据えた分子設計を行うチームも有しています。研究開発に留まらず社内外の関係者とコミュニケーションを取りながら、事業化までの一連の流れに携わることになります。文字どおり新たな道を切り拓くという部分では、大いにチャレンジ精神を発揮できることが魅力です。

新領域開拓部長の画像2

Question_02

配属後はどのように
業務を経験していくのでしょうか?

新領域開拓部も研究開発部同様、与えられたテーマに沿って実務に従事していただきます。テーマごとに役割を分担し、先輩社員との協業や議論を通じて職務に必要な技術や知識を習得していただきます。また、お客様だけでなく社内外関係者との対話を踏まえた開発を通して、取り組むテーマの経済価値と社会価値が何かを自ら語れるようになって欲しいと思っています。その過程において私は、“知行合一”(ちこうごういつ)という考え方がとても重要だと考えています。これは中国明代の儒学者である王陽明が提言したものですが、真の知識とするためには実践によって裏付けなければいけないというものです。新たなテーマを進めるためには多くの調査も必要ですが、常に世の中に興味を持ち、手を動かして形作るような行動を伴える開発者になって欲しいと考えています。

新領域開拓部長の画像3
新領域開拓部長の画像4

Question_03

新領域開拓部の課題や目標について
教えてください。

私達の部署は、冒頭に述べた通り技術開発と新規事業の創出をミッションとして掲げています。技術開発では、当社が有するコア技術を更に発展・拡張できるようなテーマを長期的視点で取り組んでいきたいと考えています。また新規事業の創出では、当社が得意とする半導体や電子部品の周辺領域で社会価値と経済価値を共創できるような製品開発に取り組んでいます。その一例として、ステージアップに伴い研究開発部にテーマ移行した新規磁性材料の開発は、省エネルギー化・CO2排出削減に貢献できる取り組みとして味の素グループ内で2020年に表彰を受けています。基礎的な研究と応用的な開発、両方を一つの部署が持つことで、新たなテーマを生み出す土壌に繋がればと期待しています。

新領域開拓部長の画像5

Question_04

部門長として
大切にしていることは何でしょうか?

私は次世代を見据えた研究開発においては、困難をしなやかに乗り越えていくレジリエンス (精神的回復力)を高め、好奇心・探求心を常に抱き続けることが大事だと考えています。例えば、“新規事業の創出”という響きからスマートな印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、実際は数多くの実験・検証を繰り返し、一歩ずつお客様の求めるものに近づける、地道に解像度を上げていく作業になります。また開発の方向性が定まり軌道に乗るまでに、数年以上時間を要することもあります。Try & Learnの中から化学的な発見を見逃さず製品に結び付けるためには、その行為そのものを全力で楽しむことが大事ではないでしょうか。仕事を通じて事業化マインドを持った人材を育てていければと思います。

新領域開拓部長の画像6

Question_05

学生のみなさんにメッセージをお願いします。

私は働く上で、「自分自身の想いや考えを言語化できるようにする」こと、「相手の想いや考えを汲み取ろうと努力する」ことを大事にしています。最初のアイデア出しや検証は、開発者一人でもできるかもしれません。ただ、それを製品という形に仕上げ世の中に送り出すためには様々な人たちと協力していくことが重要です。また、テーマ提案したものを事業化に結び付ける過程において様々な困難があることも事実です。その中で課題に対して焦らず前向きに一つずつ解決し乗り越えた経験は、人生において代え難いものになると感じています。当社は研究開発に積極的に取り組んでおり、若手も多くの挑戦の機会に恵まれています。このような環境で、当社の次世代を支える事業を創り出すことに魅力を感じる方には、ぜひ仲間になって欲しいと考えています。

次に見るべきコンテンツ

  • 人事・総務部長に聞く